兵庫県篠山市今田町立杭にある陶郷は
東西を山々にかこまれ四斗谷川に沿って風光優美な静かな環境で
鉄分を多く含んだ陶土と、山地の斜面を利用して築かれた
独得の登り窯から、強固さと重厚な量感が創り出されています。
この登窯は、朝鮮様式の蛇窯、或は、竹割窯と云われる形式のもので
わが国では立杭以外には見られず、先年無形文化財に指定された珍しいものです。



現在使用されている原土は四辻(三田市四辻)、奥土(篠山口周辺の田の底の土)
播州西脇の赤土等を調合し使用しています。




←土練り
土練り機で一度土を練ります。

土もみ→
土をよく練る事で、粘土のムラ、空気等を抜き、成形しやすくすると同時に乾燥切れ、焼き切れ、歪を防ぎます。一般には菊モミが多い。


蹴ロクロ、電気ロクロで成形しますが、これら以外にも、形おこし、鋳込み、手びねり等があります。丹波立杭焼のロクロの回転は左回りが特徴です。





半乾きのときにおび鉄、竹カンナ等を用いて仕上げをします。



天日で十分に乾燥します。



十分に乾燥させた後750℃〜900℃で一度焼成します。これは本焼の釉掛けの際、釉薬が素地によく掛かるようにするためです。







素焼きした後、うわ釉を掛けます。主な釉薬は鉄釉、土灰釉等です。この方法の他に生掛けといい、、成形の後、生乾きに釉薬をかける場合もあります。

窯づめ
釉薬をかけた品物を窯につめます。







窯に薪(主に松の木)をくべおよそ一昼夜をアブリ、二昼夜を本焼きとして1250℃〜1300℃の温度で焼成します。現在ではガス窯、電気窯も使用しているところもあります。




墨ながし

水面に墨汁をたらした時に生じる波紋に似せ、化粧泥を落とした混ぜもの。

筒書き

竹の筒を使用し器物の表面に文字、模様等を描く技法

はけ目

器をロクロで回しながら刷毛で白泥状のものをぬりつける。

流し釉

釉がけした上からスポイド等で別の釉を流し文様づけをする。
印花

押型によって素地に模様をつける方法。

櫛目

器の表面に竹櫛で模様を施す方法をいいます。

しのぎ

特殊なカンナを使用し、削る事によって模様を施す。

釘削り

線刻模様のことで、まるで釘で彫ったように見えることからいう。

張つけ

品物の表面装飾の方法の一つで、木の葉などを品物の表面に張りつけ文様をつける。